タックル選択時の前提
・イワシ餌のフカセに使うならルアー用のスピニングタックルを流用すること。(レバードラグや電動リールは、流すまでにタイムラグがあり効率が落ちる)
・東伊豆沖のマグロなど、サバ餌を使う場合やパヤオ周りのパラシュート釣りに使うなら、置き竿にする時の安定性、糸よれ防止、ラインキャパなどを考え、レバードラグを推奨。(電動リールでも巻き上げ力のあるものが必携)
要は、釣り方によってタックルを使い分けること。
(スピニング系)
5kg以下のカツオ・キメジ用タックル
ダイワ・ソルティガドラド 70S
やや軟らかめながら、非常に軽量なダイワのシイラロッドですが、カツオ・
メジにも最高!
7フィートなら、キャスティングでもジギングでも有効です。
やや軟らかめなので、ナイロンと組み合わせるとクッション効果抜群ですが、PEを組み合わせた場合には操作性の良さが魅力で、ライトジギングでも有効です。
セルテート3500 HDカスタム
剛性はソルティガに一歩譲るも、ダイワ高性能リール、ひと巻き82cmなので、船が移動しながら投げるには不向きだが、フカセやジギングで使うなら十分なポテンシャルを持っている。
より繊細なドラグゆえ、ライトラインを使うにはもちろん、軽量なので実に扱いやすい。ソルティガと同じく、PEが絡みにくいようスプールは逆テーパーでライントラブルを防ぎ、マシンカットハンドルと大型ハンドルノブが搭載されている。
ラインキャパはPE2号300mだが、セルテート4000番スペアスプールにはナイロンを巻いている。
ライン:ダイワ UVFベイセンサー 1.5号
よつあみ ウルトラダイニーマ 1.5号
サンライン クインスター 4号〜5号
リーダー:DUEL HDカーボン
ダイワ ディーフロン ともに10号〜16号
ハリ:がまかつ 管付き伊勢尼 12号
管付き石鯛 9号
(餌のイワシが小さければ、サイズダウンする)
大型カツオ・30s以下マグロ兼用タックル
パームス・コーラルスターCGP 8016
コーラルスターC-DOS 76MH
共に定評あるパームスのシイラロッドですが、カツオ・マグロにも最高!
旧式(2世代前)のCGPは、シイラゲームで一世を風靡した未だに人気のモデルですが(GT用まであったような……)、粘りがあり、10キロ級を5分で取り込めるだけのパワーがあり、ジギングでも有効です。
C-DOSは1世代前のモデル(最新はCDT)ですが、より細身で反発力とバットパワーがあり、とんでもない遠投が可能です。
これはルアーを使わなきゃもったいないです!
ソルティガ 4500H
頑丈なことで定評がある、ダイワのソルト用スピニングの最高峰。ひと巻き108cmのハイギアは、魚が持っていったラインを一気に巻き戻すのに最適。
すぐれたドラグでラインブレークを防ぎ、魚ととことん戦うには最高。 20号のハリスでも平気でスプールに止められ、PE4号を300m巻ければ、30キロを超えるマグロも上がります。
ライン
よつあみ ウルトラジグマンWX8 3号、4号
(最近の魚は大きく、同じ4号でも引っ張り強度の高いものがお勧め)
リーダー:ダイワ ディーフロン 12号〜24号
(餌がシコイワシの時は12号〜16号。マイワシがある時や大型マグロを狙うときは16号〜20号。時にはそれ以上を使う)
ハリ:がまかつ 管付き伊勢尼 12号
タマンスペシャル 17〜18号
極太タマン 16号
オーナー PEブリ・ワラサ 12〜15号
PEブリ・ヒラマサ 13〜16号
キハダ・クロマグロ専用タックル
ダイワ・ソルティガドラド 80TN
ソルティガドラド 80TN はモンスターシイラや近海マグロ用のモデルですが、6kgや7kgまでドラグテンションが掛けられるため、カツオ、シイラなどは一気に寄せられ、曳き抵抗の大きいルアーをトローリングするにも最適です。(人によっては、GT狙いに使うこともあるとか…)
CB-ONE・VF9012ER STAND‐UP TUNA
70kgまでのマグロ類をキャスティングで狙うためのロングキャスト用モデル、9フィートのレングスは遠投、ロングリーダー使用、船縁での取り回しに絶対に有効。
ツナロッドの特性である「立ててファイト」するために設計され、ドラグMAXは12kg。 グリップは細めなのでしっかりホールドが可能、ガイドもすべて大口径、ブランクも振りやすい。
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10ソルティガ 5000H
10ソルティガ 6500H
9年ぶりにリニューアルした、ソルティガのニューモデル。こちらはひと巻き120cmを巻ける。ザイオン&マグオイルの搭載が物議を醸すも、従来のモデルよりも軽量化に成功。キャスティングを繰り返す時や、長時間のファイトにアドバンテージを発揮するだろう。
ラインキャパは5号300mだが、ウルトラジグマンWX8なら350mは入りそう。
(既に、60kg近いクロマグロの実績あり!)
ソルティガ6500Hはひと巻き131cmを巻け、ラインキャパはPE6号が400m、5000Hよりもだいぶ大きいが、旧ソルティガよりも30gほど軽量化に成功している。
100s級やカジキ類まで想定するなら、このクラスが不可欠。
(ダイワのRCSスプールでは、さらに糸巻き量の多い7000番スプールが発売ずみ!)
ライン:よつあみ ウルトラジグマンWX8 5号(78lb)
ウルトラジグマンWX8 6号(86lb)
(レバードラグタックル)
このタックルは、サバ餌の泳がせ、ビシ釣り、パラシュートと幅広く活用できる。
リーディングXゴウマン240H
大型青物のスタンディングファイト用に設計されたワンピースロッドで、ハリスは上限30号まで使用可能。細身で軽量ながらも恐ろしいバットパワーを備え、イナダから20〜30kgのマグロまで対応できる。
付属で腹当てがあるので、力強いスタンディングが可能。リーディングシリーズの名に恥じない銘竿。
このブランクにスピニング用のガイドとグリップ・リールシートを取り付けたいと思うほど。
マッドバイパースティング240H
大型青物、かもし釣りに最適とメーカーでは説明しているが、HBガイドをあしらい、現行のバイパーシリーズではカーボン含有率最大の87%で、適合ハリスの上限は50号。チューブラーパワーマキシマム設計のブランクは、忠兵衛丸の上乗りさんに「ムクの竿ではないのに、折れないね」と、初下ろしで感心された。メタルバット仕様のため、リーディングゴウマンよりも重いが、ガイドの口径が大きく、同様にデカ腹当てがあるため、より太掛けを用いたパワフルなやり取りの可能性を持っている。
ペン・インターナショナル16S(Uスピード)
ライトトローリング用のリールで、1.5kgほどの目方だが、トローリング用のベストセラーだけあって頑丈そのもの。
レバードラグゆえ、ドラグ調整の容易さは大きなアドバンテージを持っているが、ナイロンだとバックラッシュしやすいので、フカセならPEを巻くと扱いやすい。
また、Uスピードなので、ハイギアでは巻けない時に限り、よりトルクのあるローギア設定でしのげる。ラインキャパはPE8号が500m。
シーラインLD60USP(Uスピード)
マシンカットアルミフレーム&メタルサイドプレートで、コマセ釣り&泳がせ釣りでカンパチ、キハダ、イシナギ、カンナギ(マハタ)、モロコ(クエ)などを手巻きで釣るためにダイワが開発したレバードラグの最新モデル。
魚の引きに合わせて瞬時に調整できるUスピード、スタンディングファイトに欠かせないハーネスリング搭載、餌の動きや魚の当たりを音で知らせるドラグ引き出しクリック搭載。アルミTシェイプノブはロングハンドルと相まって巻き取りやすい。最大ドラグ力は20kg、ラインキャパはPE8号600m、10号500m。
ライン:よつあみ ウルトラジグマンWX8・8号(113lb) 500m
ウルトラダイニーマ2・10号(55kg) 500m
リーダー・ハリ:大型カツオ・マグロ用タックルに準ずる。
東伊豆沖ではディーフロン30号〜万鮪、プレミアム万鮪40号、カットゴリラ6/0をサバ餌に使用。